あの4人が帰ってくる!勇者ヨシヒコたちの魅力を探る

勇者ヨシヒコが暗黒の神「デスターク」との壮絶な闘いに勝利した後、世界を救ってから数百年後の現在…。
世界は最強の敵「天空の魔王」により、再び暗黒の時代に変わり果ててしまっていた。
暗黒の世界を案じた仏は、ヨシヒコ一行を蘇らせる決意をする。
そして、仏の力で蘇ったヨシヒコ一行は、世界を巡る旅に出る。
果たして勇者ヨシヒコは、再び世界を救うことができるのだろうか…?
勇者ヨシヒコとは、どんなドラマかを知ろう!

勇者ヨシヒコシリーズは、テレビ東京系列のドラマ24枠で放送されていて、「予算の少ない冒険活劇」という名目で話題を呼びました。
平凡で内気な少年ヨシヒコが、魔王を倒すために旅に出るという「ドラゴンクエスト」的なストーリーで、発売元であるスクエア・エニックスも協力していたそう。
そのため、ドラマの中で出会うモンスターは、実際のドラゴンクエストに出てくるモンスターであり、効果音もそのまま使用されていました。
山田孝之演じる主人公・ヨシヒコの服装も、ドラクエ5のパロディだそうです。
ここまでに注目されたのは、出会うモンスターがダンボールのはりぼてだったり、大がかりな戦闘シーンはつかい回しのアニメで表現されたりと、低予算をかなり強調した演出が面白いことで評判でした。
それから、「ここまでやっていいの?」と突っ込みたくなるような出演者が、過去に演じたドラマや映画、バラエティのパロディとして活躍していたことにも注目が集まりました。
なにより一番話題になったのは、低予算なのに、毎週出てくるゲストがかなり豪華なです。
そして、そのほとんどが「友情出演」ということが、このドラマがどれだけ話題性があったのかを象徴するエピソードですよね。
登場人物の紹介

・ヨシヒコ(山田孝之):
カボイの村出身の、バカがつくほどお人好しで、ピュアで世間知らずな主人公。そのため、魔王討伐にまったく関係のない村で人助けをしたり、簡単に魔物に騙されたり、女性に対し素直に「ブス」と連発したりする。目の前のことに集中しすぎて、「魔王なんてどうでもいい」と思ってしまうことも多々あり。世間知らずであるがゆえに、何にでも「すごい…」と感動してしまう。
ダンジョー(宅麻伸):
熱血漢な戦士で、ヨシヒコ一行の中では一番戦闘経験が豊富。普段は豪快で男らしいが、ある村で魂を抜かれた際に見えた本性は「オネエ」だったり、昔「課長 島耕作」と呼ばれていたと言って天女を口説こうとしたりと、屈強な戦士らしくない一面も。
ムラサキ(木南晴夏):
ヨシヒコを父の仇と間違えて襲ってきたことがきっかけで仲間に。持っている武器のナイフは刃が引っ込むタイプのものだが、刺されると地味に痛い。気が強くて口が悪く、文句を言う時は巻き舌になる。ヨシヒコに対してひそかに恋心を寄せているが、そんな性格ゆえに進展はない。メレブとはよく罵りあっており、「タイラムネさん」と言われると本気で怒る。
メレブ(ムロツヨシ):
金髪のマッシュルームカットの魔法使い。まったく役に立たない魔法しか使えず、最初から覚えていた「ハナブー」は、鼻が上を向くだけのもの。その後も、上着を羽織りたくなる程度の寒さを生み出す「チョヒャド」や、眉毛が太くなるだけの「ヨシズミ」など、使えない魔法しか覚えない。戦闘では役に立たないが、登場人物が知りえない情報(メタ発言)を知っていたり、パーティーの突っ込み役になったりと無くてはならない存在。ムラサキには「変なホクロ」と呼ばれる。
ヒサ(岡本あずさ):
ヨシヒコの妹で、ヨシヒコのことを「あにさま」と呼ぶ。ヨシヒコを追って旅に出て、木の陰から兄を見守っている。第1シリーズでは、毎回姿を見せるたびに容姿が変わっており、ヤンキーになったり囚人になったり、セレブになったりと、波乱万丈な人生を送っていた。第2シリーズになると、兄を助けるために様々な武術を習っているが、毎回最後は何者かに気絶させられ連れ去られる。
仏(佐藤二朗):
ヨシヒコが魔王討伐の旅に出るきっかけを作った人物。導くというわりにはやる気が感じられず、毎回行く先をきちんと覚えていなかったり、カンペを見ながら話したり、時には麻雀に夢中だったりと、かなり胡散臭い。
以上が主な登場人物の紹介です。
この登場人物、全員アクが強くて有名です。
アクが強いからこそ、見ているこちらが引き込まれてしまう。
さすがの配役です。
主要キャラクターだけでも十分面白いのですが、毎週出演するゲストもかなりいい味出をしてます。
ほぼ全員がボケ役なので、今までのイメージとは違う部分を垣間見ることができ、いつの間にかハマってしまう…それが勇者ヨシヒコというドラマです。