話題の食べ物NO1!卵焼きのアレコレを知ろう

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卵焼きのちょっとした話

日本人が卵を食べるようになったのは、江戸時代だと言われています。
主に、お弁当の具材として目にする機会が多いですよね。
卵焼きは、生まれた当時は卵自体が高級な食材なことから口に入ることは少なかったようですが、量産が可能になったため、手の届きやすい食材となってからは知名度・人気が向上しました。
昭和中期には『巨人・大鵬・卵焼き』という言葉が流行し子どもの支持を集め、現代までおかず・お弁当の定番としての地位を守り続けています。
寿司種としての人気も高く、大概の寿司屋で安価で頼むことが出来たり、寿司とは別に卵焼きのみの注文も出来ます。
この寿司種を綺麗に仕上げることが出来なければ、一端の職人は名乗れないと言われています。
ちなみに、オムレツとの違いは『層を作るような焼き方をすること』と『具材を包んで焼いたりしないこと(溶き卵に混ぜるのはあり)』です。
また、兵庫県明石市の郷土料理である玉子焼きは、明石焼きとも呼ばれるたこ焼きの亜種のような料理で、卵焼きとは全く違う料理です。
林先生もビックリ!美味し卵焼きにプラスするものとは?

林先生が驚く初耳学で紹介された「美味しい卵焼きの作り方」のご紹介です。
美味しい卵焼きにある物えお加えると、卵焼きが劇的に美味しくなるといいます。
それはなんと「水」なのです。
なぜ、水をいれると、美味しくなるのでしょうか。
それは、卵をそのまま焼いてしまうと固いからです。
固いと味を感じにくいので、水を入れて卵を少し緩めて上げることで、味を感じやすくするのです。
水には、食材の味や風味を舌に伝達する役割を持っています。
なので、適量の水をいれることにより素材の味を感じやすくなり、卵の旨味・風味を引き出すことが出来るからなのです。
そんな家庭料理の間違いと正しい方法を教えてくれていたのが、分とく山総料理長の野崎洋光さん。
野崎さんは2004年のアテネオリンピックの時、長嶋監督の指名のもとで総料理長をした経験をもつ、凄腕の料理人。
野崎さんは料理の世界では当たり前とされていることが、家庭料理では当たり前ではないということがあると言っていました。
例えば、イワシの生姜煮です。
みなさん、イワシやサバなどのくさみを抜くのに生姜を使いますよね。
でも生姜で臭みがとれるというのはウソ。
そもそもスーパーで売っている魚は、それほど臭みのあるものは売っていないそうなのです。
冷蔵庫もなく物流の悪かった時代では、生姜で臭みをとるということは必要だったようですが、物流が発達した今の時代には、そぐわない調理法だそうです。
同じような調理法として、間違えているのが出し巻き卵です。
卵焼きに味付けをするときに出汁を入れる人は多いかと思います。
出汁のきいた卵焼きは確かに美味しいですが、出汁の味のせいで、卵自体の味が分からなくなってしまいます。
つまり、卵焼きというのは、あくまでも卵ということがポイントです。
だし巻きは、しばらく時間を置いた時に味が落ちるために、出汁で旨味を補足しておかないと美味しく感じられないのです。
そのため、だし巻きはお弁当など食べるまでに時間を要するものには向いていますが、作りたてを食べる家庭料理には向いていないのです。